「家屋調査」と聞いてもピンと来ない人の方が多いかもしれません。ですが、家屋調査は解体工事によるトラブルを防ぐのに役立つ、結構重要な作業なのです。
解体工事の前に家屋調査をした方がよい場合があるので、解体工事を検討中の方は家屋調査について一通り理解しておくとよいでしょう。
そこで本記事では、家屋調査の目的・手順・費用相場などについて分かりやすく解説していきます。
家屋調査を検討中の方や家屋調査について気になる方はぜひ参考にしてくださいね!
「家屋調査」とは、家屋の解体工事の前に家屋のデータをとっておく作業のことです。
具体的には、家屋全体の全景の把握・壁や天井などの亀裂・柱や床の傾斜など、家屋の状態確認を含む細かい項目を1つずつチェックしていきます。
では、なぜ家屋調査を行なうのでしょうか?
家屋調査の目的は主に3つあります。
まずは近隣トラブル対策です。
例えば、解体工事を行なった後に近隣の家屋に何らかの傷(壁の亀裂など)が見つかったとします。
この場合、もし事前に家屋調査を実施していれば、解体工事と家屋の傷の因果関係の有無を証明できるので、トラブル回避に役立ちます。
逆に、家屋調査をしておかないと近隣からクレームがあった際に反論するのが難しくなります。
このように、家屋調査は近隣トラブルを未然に防止するための証拠収集という側面があります。
「自分の家を守る」ということも、家屋調査の目的の一つです。
これも先ほどの近隣トラブル対策に通じます。
例えば、近隣で行なわれる解体工事が原因で自分の家が損害を受けることが考えられます。
もしそうなった場合、事前に家屋調査をしておけば解体工事と自宅の損害の因果関係を証明するのに役立ちます。
因果関係を証明できれば、施主や解体業者に対して補償を請求することも可能になります。
家屋調査をしておくことで、工事前後の家屋の状況を比較する事ができます。
もし工事前後で家屋の状況に変化がないと分かれば、それだけで安心材料になるでしょう。
家屋調査が必要な主なケースを3つほどご紹介します。
解体工事で大きな振動が出ることが予想される場合には家屋調査が必要になります。
例えば、鉄筋コンクリート造の住宅やマンション・ビルなどの大型の建物の解体工事では周囲に大きな振動が生じるので、事前に家屋調査を行ないます。
住宅密集地での解体工事は周囲へ影響を与える可能性が高いので、家屋調査が必要です。
近隣での道路工事や杭の引き抜きなど、家屋に影響しそうな工事が実施される場合にも家屋調査を行ないます。
家屋調査の主な調査項目は次のようなものがあります。
この他にも、基礎の亀裂・犬走の亀裂・漏水跡・タイルの目地・床鳴り・建て付けなど調査項目は多岐に渡ります。
家屋調査にかかる費用の相場は、1件あたり3万円~10万円ほどです。
調査の内容や調査会社によって異なる場合があるので注意してください。
家屋調査の手順をご紹介します。以下のような手順で行ないます。
居住者に質問をしながら調書を作成します。
野帳を作成します。
野帳とは、家屋調査の内容を記録する帳面のことです。
調査の記録・撮影箇所・間取りのスケッチなどを記録していきます。
部材や建具など建物の状況を確認した上で写真撮影を行ないます。
地盤の変化があったかどうかを確かめるために、敷地内外の測量作業を行ないます。
最後に施主との最終確認を行ないます。実施した調査内容を説明した上で、問題がなければ必要書類に署名と押印をします。
以上、家屋調査について解説させていただきました。
家屋調査はトラブル回避のために大いに役立つので、家屋調査が必要なケースに該当する場合は忘れずに実施しましょう。
ただ、家屋調査はもちろん大切ですが、周囲に損害を与えないような安全な解体工事を行なうことがもっとも重要です。
そのためには確かな業者を選ぶ必要があります。
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